研究内容
NTT社会情報研究所に所属する暗号理論の研究者です.暗号理論だけでなく情報セキュリティや理論計算機科学にも広く興味をもっています. 特に,機能を損なうことなくコンピュータプログラムを保護する方法,情報を漏洩することなく安全に計算を行う方法,効率的かつ用途が多岐にわたる暗号要素技術の設計を重点的に研究しています.より具体的な研究テーマは以下の通りです.
- プログラム難読化,プログラム電子透かし,およびプログラムコピー防止
- 関数型暗号
- 格子に基づく暗号
- 量子暗号
近況
- 2024年1月. 関数型暗号の暗号文削除に関する論文 が Eurocrypt 2024に採録決定しました.
- 2024年1月. 量子攻撃者に対する電子透かしに関する論文の完全版 が Journal of Cryptology に採録決定しました.
- 2024年1月. ACM CCS 2024 のプログラム委員に招待されました.
- 2023年12月. TCC 2024 のプログラム委員に招待されました.
- 2023年11月. ACM CCS 2023 の top reviewer award を受賞しました.
- 2023年11月. 量子暗号の合成に関する論文が ePrint archive で公開されました.
- 2023年11月. 量子公開鍵暗号に関する成果が QIP 2024 の contributed talk として採択されました.
- 2023年8月. 複製不可能暗号に関する論文 が TCC 2023 に採録決定しました.
- 2023年8月. 公開検証可能な削除の論文 が TCC 2023 に採録決定しました.
- 2023年8月. CRYPTO 2024 のプログラム委員に招待されました.
略歴
- 2016年7月より東京工業大学 情報理工学院特定准教授 (客員)
- 2014年10月から2015年12月まで Northeastern 大学にて客員研究員(Daniel Wichs 助教と共同研究,肩書は当時)
- 2010円9月.博士(理学)を東京工業大学にて取得 (指導教員:田中 圭介 教授)
- 2007年4月.NTT 情報流通プラットフォーム研究所 (現 社会情報学研究所)配属
- 2007年3月.修士(情報学)を京都大学 情報学研究科にて取得
- 2005年3月.学士(工学)を京都大学 情報学科にて取得